蜂蜜の令和2年度の国内生産量は約3,000tで、ここ、新潟の生産量ランキングでは10位以下(データが10位までの公表の為※)
また、湿度が高く気温が低い気候は、決してミツバチにとって最適な環境ではありません。
しかし、新潟県は花の種類が多いため、様々な種類の蜂蜜を生産しています。
そして、蜂蜜において一番人気といっても過言ではない「アカシア」は、海岸線砂丘に生えており、アカシア以外の花があまり咲いていないため、高純度の蜂蜜が採れるといわれています。
「養蜂をめぐる情勢」
※https://www.maff.go.jp/j/chikusan/kikaku/lin/sonota/attach/pdf/hachimeguji.pdf
今回は、新潟の養蜂家さん自らが採取した県産蜂蜜をメインに、国内外の蜂蜜を取り揃えるはちみつ専門店「Miele(ミエーレ)~近藤養蜂~」さんに行って来ました。
(ちょうど欲しかった蜂蜜もあったのです)
ミエーレがありますのは、新潟市中央区西堀通。
新潟駅からですと、バスを利用して古町で降り、歩いてすぐです。
店名の「ミエーレ」はイタリア語で「蜂蜜」の意味のようですね。
2018年のオープンですが、以前は西堀ローサの中にありましたので、ご存知の方も多いと思います。
くまのプーさんがお出迎えしてくれる、可愛いらしい店内。
お邪魔したのは4月。
蜂蜜の収穫は5月から8月で、だいたい6月が最盛期ですので、県産の蜂蜜の種類があまりない……とのことでしたが、店頭には常時15種類前後取り揃えているそうです。
逆に、それ以上多く置かないのは、購入するにあたり、迷い過ぎてしまうからだとか。
この日は10種類の蜂蜜を一つ一つテイスティングしながら、味わいや特徴を教えて頂きました。
養蜂家のオーナーさんは、ワインアドバイザーの資格もお持ちで、そのせいでしょうか……テイスティングの説明がすごく分かり易いんです!!
もちろん、どれも本当に美味しい蜂蜜ばかり。
全部欲しくなってしまいましたが、とりあえず最初に目的にしていた蜂蜜がこちら。
「はちみつ&苺」
新潟のブランド苺「越後姫」がセミドライになって、アカシアはちみつ(イタリア産)に入った逸品。
なんと一瓶に越後姫が約1パック分使用されています。
これで1,250円(税込)はかなり魅力的だと思いませんか?
(越後姫は1パック1,000円近くするものもあります)
そして気になったのが、隣にありました「ソバの花」
新潟県は「へぎそば」でも有名。その産地の小千谷で採蜜されたこの蜂蜜は、黒くて味わいも独特でした。
濃厚でずっしりとしていて、複雑な感じ。
かなり個性的なので、どうやって食べたらいいのかな?って思ってしまいましたがご安心を!
カードに、オススメの使い方が書いてありました。
蜂蜜と食材のマリアージュ……やはりワインアドバイザーのオーナーだからでしょうか?!
確かにドイツパンやブルーチーズなんかとよく合いそうですね。さらにワインも欲しくなるところ(笑)
ハニーナッツもワインやウイスキーに合うんですよね。
結局、目的の「はちみつ&苺」の他にもいろいろ欲しくなり、何を買おうか迷ってしまうことになってしまったのですが、好みの蜂蜜を少量ずつ買うことができました!
これは凄く嬉しいですね。
3種選ぶのも迷いますが(笑)
選んだ蜂蜜はこちらです。
「フランス産 ラベンダー」
蜂蜜なのに桜餅のような味がして一番衝撃的でした。
小豆を使用したスイーツ作りにも合うかな?と思ってチョイス。
「イタリア産 レモン」
味わいがすごく好みだったのと、血圧や血糖値を正常にする作用が高いと聞いて。
蜂蜜は美味しいだけじゃなく、健康面においてもとっても優秀なんですよね。
「フランス産 モミの木」
さっぱり系のレモンと対照的な、コクがあり甘みの強いタイプ。
レモンとの食べ比べが面白いと思い選びました。
こちらはポリフェノールやミネラル、オリゴ糖が豊富で抗菌作用や抗酸化作用が高いとのこと。
ミエーレさんのお陰で、今まで知らなかった美味しい蜂蜜に出会うことができました。
今回、購入した蜂蜜がなくなる頃には、県内で採蜜された沢山の蜂蜜が店頭に並んでいると思いますので、またお邪魔したいと思います。
はちみつ専門店「Miele(ミエーレ)~近藤養蜂~」
新潟市中央区西堀通5番町740-5遠山ビル1F
(025)378-8693
営業時間:10:00~19:00(日曜日18:00)
定休日:水曜日
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