毎日役立つ!体に優しい、はちみつを使ったメンテナンス術

・風邪をひくと治りにくい。

・お腹の調子が悪い。

・乾燥で肌荒れする。

体の不調が出た時に、皆さんはどう対処されていますか?

ゆっくり休むのが一番とわかっていても、休めずに薬に頼ってしまうことも多いと思います。

今回は、“ちょっとした不快な症状”が出た時に、まず試して欲しい【はちみつを使った体メンテナンス術】をご紹介したいと思います。

乾燥で咳が続くときにおすすめ【れんこんはちみつ】

はちみつは、消化吸収力を高め、腸や肌の乾燥にも良いと言われています。

また、はちみつに含まれる有機酸には、保水性を高めて肌を柔らかくする効果があります。

そのため、

・乾燥して、のどがイガイガする

・空咳が続く

・痰が出る咳が続いている

このような不快な症状がある時のメンテナンスに、ピッタリです。

薬膳では、すりおろしたレンコンにはちみつと湯を加えた飲み物【はちみつれんこん】が重宝されています。

れんこんは、肺の働きを高めて、喉の渇きや痛み、咳、痰などの改善に役立つとされています。

はちみつを加えて、ゆっくり喉を潤すように飲んでみて下さい。

【はちみつれんこんレシピ】

・すりおろしれんこん・・・大さじ3

・はちみつ・・・大さじ3

・湯・・・150ml

肌が乾燥する時におすすめ【はちみつクレンジング】

はちみつに含まれる有機酸には、保水性を高めて肌を柔らかくする効果があると記載しましたが、お肌のメンテナンスにも大活躍してくれます。

乾燥がひどい時期にぜひ試して欲しいのが、【はちみつクレンジング】です。

いつものクレンジングに、はちみつを小さじ1程度加えて、肌を洗います。

この時に使用するはちみつは、非加熱の天然のものであればよりベスト。

あたためて、とろりとした状態のはちみつを使うと、ザラザラ感が少ないので気持ちが良いですよ。

顔全体に、はちみつを加えたクレンジングを伸ばし、ゆっくりとマッサージしてみて下さい。

洗い上がりのしっとりとした触り心地が、癖になる気持ち良さです。

消化不良・胃もたれで辛いときにおすすめ【胃薬はちみつ】

ピロリ菌の治療に、はちみつの効果が注目される中、ある特定の品種のはちみつには【胃の粘膜を強くする】と言われている品種があります。

それは、

・そば

・栗

・冬青(そよご)

です。

冬青(そよご)は、モチノキ科の常緑樹。

関東以南で6月頃に開花します。

ほとんどが雑木林に生息しているため、百花蜜になることが多いですが、単花蜜はコクのある味わいです。

そば・栗・冬青のはちみつの特徴は、亜鉛やミネラルを多く含んでいること。

健康維持のために購入される方が多く、特にお腹の調子を整える効果が高いとされています。

食べすぎたり、お腹の調子が良くないと感じた時は、スプーン1杯のはちみつを食べてみて下さい。

穏やかに、お腹の調子を整えてくれますよ。

はちみつは万能薬?抗菌作用の仕組みとは?

はちみつには、上記の効果の他に、高い抗菌・殺菌作用があります。

その仕組みは、はちみつに含まれる80%という高濃度の糖分が関係しているからだと考えられていました。

また、PHが薄めの酢くらいの酸性度のため、菌が繁殖できないから。とも言われていました。

しかし、最近になって、はちみつに含まれるグルコン酸の殺菌力に加え、グルコースオキシターゼという酵素が強い殺菌力を持つ【過酸化水素】を作ることが明らかになったのです。

過酸化水素水と言えば、消毒液のオキシドールが代表的です。

この、はちみつに含まれる過酸化水素ですが、薄めたり、光や熱には不安定です。

体内に入れた場合も、効果が薄れるので使う時は肌に直接塗布するのがポイント。

やけどやニキビなど、肌トラブルのある場所に使うことで、殺菌・抗菌効果を期待することができます。

まとめ

はちみつは、食用としてだけではなく、健康維持や創傷、風邪、皮膚炎の治療薬として世界で広く使用されています。

その中でも、京都産業大学ミツバチ産業科学研究センターの実験では、日本国産はちみつのマウス投与により、細菌感染に重要な役割を果たしている自然免疫系の免疫細胞の一つである好中球が誘導されることがわかりました。

いくつかの品種のはちみつを試した中で、そば・アカシア・レンゲはちみつで増強が認められました。

特に、レンゲはちみつではより多くの好走球の運動性の促進が認められたことから、細菌感染の予防に効果があることが示唆されています。

様々なシーンで活躍が期待される【はちみつ】。

日々の生活に上手に取り入れながら、体に優しいメンテナンス術の一つとして取り入れてみてはいかがでしょうか?

参考資料

毎日役立つからだにやさしい薬膳・漢方の食材帳:薬日本堂監修

ひとさじのはちみつ 自然がくれた家庭医薬品の知恵:前田京子

日本国産蜂蜜による好中球の走化活性の及ぼす影響:京都産業大学ミツバチ産業科学研究センター

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