皆さんが良く目にする焼き菓子の一つに、「マドレーヌ」があると思います。
フランスで召使をしていたマドレーヌ・ポルミエが、ありあわせの材料と厨房にあった貝殻型を使って作ったのが発祥と言われている「マドレーヌ」。
所説ありますが、シンプルな見た目とは裏腹に、バターのコクと、しっとりとした食感が楽しめる素朴で美味しいお菓子です。
日本でも人気を呼び、お菓子屋さんではすっかり定番となりつつあります。
そんな「マドレーヌ」ですが、プロのパティシエは、「マドレーヌ」の美味しさをさらに引き出すためにある材料を加えることが多いです。
それは、、、
はちみつ好きな読者の皆さんはピンと来るかもしれません。
そう、「はちみつ」です。
今回は、はちみつを使ったマドレーヌと、焼き菓子にはちみつを加えるメリットをご紹介します。
プロの隠し味「はちみつ」を使ったマドレーヌを作ってみよう
材料(16個分)
・マドレーヌ型
今回はマドレーヌ専用型を使いますが、100円ショップのオーブン対応シリコン型でも作ることが出来ます。
マドレーヌ用のアルミカップも販売されているので、マドレーヌ型が無い方は100円ショップを覗いてみて下さいね。
・卵 2個 ・砂糖 50g ・はちみつ 15g(大さじ1) ・塩 3g(ひとつまみ)・小麦粉 80g ・ベーキングパウダー 2g(小さじ2分の1) ・溶かしバター60g
下準備
・バターは電子レンジで溶かしておく(1分~)
・小麦粉、ベーキングパウダーを合わせてふるう
・卵は常温に戻す
・マドレーヌ型に薄くバターを塗る
・マドレーヌ型に小麦粉を茶こしでふるいかける
・オーブンは190度に余熱する
はちみつマドレーヌの作り方
1.常温に戻した卵を割りほぐし、砂糖、はちみつを加えて泡立て器ですり混ぜる。
2・小麦粉とベーキングパウダーを合わせてふるい、生地に入れる
ポイント
混ぜすぎると食感が悪くなるので、ざっと混ざればOK
3・溶かしバターを加え、全体的にしっとりするまで混ぜる
ポイント
バターの温度が高すぎると、卵に火が入ってしまうので注意。
温度は人肌くらいがベスト。
4・下準備したマドレーヌ型に流し込む
生地は7~8割程度に流す。
5・オーブンに入れる前に、トントンと型を叩いてから入れる。
(生地の中の空気を外に出す)
6・190度、12~15分オーブンで焼く。
マドレーヌの真ん中をぷっくり膨らませたい方は、生地を1時間程度寝かせてから焼くと成功しやすいです。
マドレーヌのおへそと言われています。
可愛らしいですよね。
7・焼き上がったら、竹串で周りの生地を外しながら、型から取り出す。
粗熱が取れたら出来上がり。
焼きたてのマドレーヌは、外側がサックリ、中がふわふわでとても美味しいのですが、一日経つと味が馴染んでさらに美味しくなります。
焼き上がりに飛んだ水分が戻り、しっとりします。
焼きたてを数個楽しんだら、残りは明日のお楽しみにしてみて下さいね。
マドレーヌにはちみつを入れるメリットとは?
マドレーヌや焼き菓子に「はちみつ」を加えるとどんなメリットがあるのでしょうか?
お菓子にはちみつを加えると、コクが生まれてうまみが増し、美味しく感じられます。
さらに、味がよくなるだけでなく、はちみつには水分を保つ効果があります。
生地の乾燥を防ぎ、しっとりとした食感を長時間キープ。
焼き菓子がパサパサにならず、ふんわり・しっとりとした美味しさをもたらしてくれます。
スポンジケーキやパウンドケーキにも応用できますので、5~10g程度加えてみて下さい。
普段のケーキよりも、美味しく作ることが出来るはずです。
今回は、青森県横浜町「澤谷養蜂園」のアカシアはちみつを使用しました。
お菓子にはちみつを使用する場合は、アカシア、クローバーがおすすめです。
特に、バターの分量が多いケーキとアカシア・クローバーの香りが良く合います。
シンプルな材料で作ることが出来る、マドレーヌ。
ご自宅でも挑戦してみて下さい。
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