はちみつは、花の種類によって多様な色合い、香り、味わいを楽しむことができます。例えば、アカシアから採れるアカシア花はちみつは、黄金色に輝き、上品な味わいで広く人気がありますが、クリ花の蜜から採れるクリ花はちみつはクセが強いため、好き嫌いがはっきりと分かれるはちみつになります。
そのように多様なはちみつの中でも、今回は西オーストラリアで採れるジャラハニーという近年、人気が高まっているはちみつをご紹介しようと思います。
花が咲くのは2年に1度!希少価値の高いジャラハニー
オーストラリアの西部を原産地とするジャラはユーカリの一種で、成長すると40mにもなる広葉樹です。木は非常に硬くて耐久性が高いため用途は幅広く、家具や建築資材としてよく用いられています。
ジャラの開花は2年に1度、暑くなる11〜1月頃であるため、他の花々の開花時期と被らず純度の高いものが手に入りやすいのが特徴です。また、ジャラはオーストラリアの西部、古代の森に生息しているのでミネラルたっぷりの栄養を吸収して育っていることもあり、その効能にも大きな注目が集まっています。
ジャラハニーは、高い抗菌活性を持つのが特徴的
様々な研究を通してジャラハニーは、はちみつ内の酵素と水によって過酸化水素を生成し、高い抗菌活性を持つことがわかってきました。過酸化水素は消毒液のオキシドールにも用いられているように、高い殺菌作用を持っている物質です。そのため、古来より火傷や傷の治療に重宝されてきました。
結晶化しやすいはちみつは、使用時に再加熱して液体に戻す必要がありますが、この場合、加熱によってはちみつに含まれる酵素が破壊されてしまう可能性があります。しかし、ジャラハニーはブドウ糖の含有量が少ないので液体のまま保存できるという大きなメリットがあります。
ジャラハニーの気になる味はというと、甘すぎずそれでいて、はちみつのコクと味わいは濃厚なまま楽しむことができるので馴染みやすく、料理やドリンクに使って美味しく栄養を摂取することができます。
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