カスタードクリームは、フランス語で「クレーム・パティシエール」と言います。
「お菓子屋さんのクリーム」という意味で、お菓子屋さんにとってカスタードクリームはそのお菓子屋さんの味を決める、とても重要なクリームになります。
はちみつを使ってカスタードクリームを作りますが、はちみつを使うとクリームが緩くなってしまうことがあるので、牛乳に入れた時点でしっかり温度を上げることが大切です。
卵黄のほうに砂糖を加えるのは、卵黄が熱で固まってしまうのを防ぐためですが、ここではちみつを使わないのも同じ理由(クリームが緩くなるのを防ぐ)です。
カスタードクリームを使うお菓子といえば代表的なのはやっぱりシュークリームですよね!
今回は、このカスタードクリームを使って米粉のシュークリームを作ります。
*カスタードクリーム
【準備】
・バニラビーンズを使用する場合は鞘を割いてビーンズを取り出しておきます。
・米粉はふるっておきます。
【材料】
卵黄:3個分
牛乳:250g
はちみつ:45g
米粉:25g
砂糖:20g(今回は甜菜糖を使用)
バニラビーンズ:5㎝くらい(バニラペーストやエッセンスでも可)
生クリーム:100g
はちみつ:7g
【作り方】
1)卵黄に砂糖を加えホイッパーで白っぽくなるまでしっかり混ぜます。
2)1)に米粉を加えて、粉が見えなくなるまで混ぜます。
3)牛乳にはちみつとバニラビーンズを鞘ごと加え、中火にかけます。
4)牛乳が沸騰したら火からおろし、2)に少しずつ加えて都度混ぜます。
5)4)を濾しながら鍋に戻します。
6)ゴムベラで全体を混ぜながら中火にかけます。
7)ふつふつしてきたら、いったん火からおろしてホイッパーでぐるぐる混ぜます。
8)もう一度火にかけ、とろみがついてもったりとした感じが少し緩くなったら火からおろします。
9)バットにあけて保冷材などを置いてなるべく早く冷やします。粗熱が取れたら冷蔵庫に入れておきます。
10)ボウルに生クリームとはちみつを入れて氷水につけながら8~9分立てに泡立てます。
11)しっかり冷えたカスタードクリームをボウルに出してゴムベラでほぐします。
(ちゃんとできていると、つるんとはがれます)
12)11)に10)の半分加えてよく混ぜ、残りも加えて少し筋が残るくらいに混ぜます。
13)できたクリームは口金を付けた絞り袋に入れて冷蔵庫に入れておきます。
*シュー皮
【準備】
・バターは小さく切って室温に戻しておきます
・米粉はふるっておきます
・全卵は室温に戻してほぐしておきます。
・絞り袋に丸口金を付けて用意しておきます。
・オーブンは220~250度に予熱しておきます。
【材料】
米粉:50g
バター:50g
水:60g
牛乳:50g
塩:一つまみ
全卵:2個+α
【作り方】
1)鍋に全卵以外の材料をすべて加え、中火で沸騰させます。
(バターがしっかり溶けていることを確認してください)
2)一度火からおろし、ぬれ布巾の上に置いて米粉を入れてひと固まりになるまでしっかり混ぜます。
3)もう一度中火にかけ、生地全体の温度をしっかり上げるように混ぜます。
1分くらい加熱してなべ底に薄くまくが張るくらいになったらおろします。
3)をボウルに移して、卵を全体の1/3量を加えて混ぜます。
4)さらに4~5回に分けて卵を加え、つやが出てゴムベラですくって落とすと逆三角形に残るくらいの固さに仕上げます。
5)生地が温かいうちに絞り袋に入れて、オーブンシートの上に絞り出します。
シートの上1㎝くらいのところに垂直に構えて動かさないように生地を絞り出し、3~4㎝の大きさになったら絞るのをやめて力を抜いてスッと横にずらします。
6)絞り終わりがとがってしまったら、指に水を付けて均します。
全体にたっぷり霧吹きで水を吹きかけます。
7)200度に設定しなおしたオーブンで20分、扉は開けずに180度に落として5~10分焼成し、5~10分余熱でしっかり火を通します。
8)シューが冷めたら、上1/3くらいを切り、クリームを入れます。
9)溶けにくいタイプの粉糖などを振りかけたら、出来上がりです。
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