はちみつ好きでお酒を嗜む人なら押さえておきたいのが、ミードと呼ばれる蜂蜜酒です。店頭に並ぶ機会が少ないため馴染みがないかもしれませんが、古来より多くの人々に愛されている蜂蜜酒について今回はご紹介していきます。
ハネムーンの語源ともなったミード
英語でハネムーンを表記するとhoneymoon、つまり「honey:はちみつ」と「moon:月」を合わせた言葉になっていることがわかります。
これは、かつて結婚式が多く行われた6月に、蜂蜜を使ったお酒でお祝いしたことが由来だと言われており、蜂蜜酒はお祝いの席でも大変喜ばれる縁起の良いお酒でもあります。
また、新婚の1か月は外出せずにミードを飲みながら過ごす、という風習も古代の人々の間にはあったようで、蜂蜜酒は幸せの象徴としても知られています。
蜂蜜酒ってどんなお酒なの?
蜂蜜酒は、私たちの想像以上にはるか昔から存在しているお酒です。その起源は古く、およそ1万年以上前だとか。もちろん、人類が出会った最も古いお酒であり、その美味しさに古来より人々が酔いしれたと言っても過言ではありません。
作り方はシンプルで、原料は蜂蜜と水と酵母菌のみ。ワインに製法が似ていますが、水で薄めた蜂蜜を発酵させて作られています。
蜂蜜がベースで甘みが強いため、食後のスイーツとして好まれますが、中には辛口のものもあり、ワインのように食事との相性が良いので一緒に楽しむこともできます。
また、蜂蜜酒を炭酸で割ったものや、スパークリング仕様のものは、疲れて喉を潤したい夏場にはピッタリ。さわやかな喉越しと、蜂蜜の効用で一石二鳥で元気になれそうです。
本来、蜂蜜は花の種類によって香りや色、味わいが異なってきますが、蜂蜜酒もそれは同じ。古来より親しまれているようなハーブやスパイスをきかせた蜂蜜酒も売られているので好みに応じて選ぶことができます。ただ、少しクセのあるものもあるので、購入前に味見をしてみると良いでしょう。
はちみつの美味しさと栄養はそのままに、ちょっぴり大人な気分を味わえる蜂蜜酒を是非、手にとってみてくださいね。
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