人工的ではなく、ハチの知恵や努力によって生み出されたはちみつは、実に驚くほどたくさんの恩恵を私たちにもたらしてくれます。
その一つは、何と言ってもはちみつの美味しさです。
とろりと黄金に輝く液体は、そのまま食べても料理に使ってもよし。もちろん、砂糖の代わりとしてスイーツに使っても美味しく食べることができます。
このように、食べるだけでも十分、幸せになれるはちみつですが、実は勉強や仕事の合間に摂ることでより集中力が増し、効率を高める働きが期待できます。
疲れて頭が働かない…そういった経験は誰しもがあるもの。気晴らしの散歩や休憩の時間を取ることができれば一番良いのかもしれませんが、いつもその時間を確保できるわけではありません。
そんな時には、集中力を持続させるために、はちみつを摂ってみてはいかがでしょうか。一見、関係なさそうな脳の働きとはちみつ。その鍵を握っているのは、ブドウ糖の存在です。
皆さんは、数ある臓器の中で最もエネルギーを使っているのは、どこか知っていますか?
正解は脳なんです。身体全体のエネルギーの約1/5を消費する脳ですが、そのエネルギー源となるのはブドウ糖(グルコース)だけ。そう、カロリーの高い食事をとったとしても、すぐには脳に行き渡らないのです。
ブドウ糖は単糖類であり、他の物質と結びつくことででんぷんやショ糖などの構成物質となります。そのため、食事をした栄養素も結局のところ分解されてから、身体の各臓器のエネルギー源として活用されていきます。
脳についても、食べたものが分解されてブドウ糖が運ばれていくのですが、それでは当然、時間がかかってしまいます。
そう、よりスピーディに、そして効率よくエネルギー源として活用するには、ブドウ糖を摂取することが一番なのです。
そこで、はちみつの登場です。
はちみつは、その8割がブドウ糖と果糖で構成されているため、すぐに吸収してエネルギーとして活かすことができます。だからこそ、疲れたときや集中力が足りない時に重宝されるのです。
そして、はちみつはその食べ方もバリエーションが豊富。
コーヒーや紅茶に入れて手軽に摂ってもいいし、トーストやヨーグルトにかけても美味しいですよね。はちみつレモンにして食べれば、レモンのクエン酸が疲労回復に一役買ってくれます。
集中力を増したい時、ちょっと頑張りたい時に、はちみつのパワーを借りてチャレンジしてみることをお勧め致します。
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