ソバはちみつとは?

日本人に馴染み深く幅広い層に人気のあるソバですが、その花については意外と知られていないのではないでしょうか。

生命力が強いソバ

ソバは、タデ科ソバ属の植物で、日本には古来中国から伝来したと言われています。日本でもかなり古くから栽培されており、各地の遺跡からソバの花粉や遺跡も見つかっているほどです。

ソバが重宝されているのはその美味しさだけではなく、雨が降らない日照りであっても実をつけてくれることや、痩せている土地でも力強く育ってくれることです。このため、稲や小麦が育たない時でも貴重な食料として人々の生活を支えてくれていました。

その生命力の強さとは裏腹に、ソバは白やピンクの小さな花をたくさん咲かせます。種まきは春から秋に行われ、2〜3か月で収穫することができます。しかし、比較的冷涼な気候を好むため、夏蕎麦の場合は暑さや湿気対策が必要となってきます。

現在、日本で食用として栽培されているソバは、普通ソバとダッタンソバが主であり、宿根ソバは中国をはじめとしたアジア地域において漢方薬として使われています。

個性的な味わいのソバはちみつ

驚くほど濃い褐色のソバはちみつは、その味わいや香りも独特です。そのため、苦手意識を感じる方も多く、好き嫌いは分かれるところです。ビギナー向けではなく、より変化のあるはちみつを求める方にオススメだと言えます。

個性的なので、あっさりとした味わいの料理と合わせることは難しく、クセのあるブルーチーズや濃い味付けやスパイスの効いたものと相性が良いでしょう。

クセが強いけれどもハマってしまいそうなソバはちみつで気をつけたいのが、ソバアレルギーです。他のアレルギーと比べても重篤な症状が出やすいソバは、ソバ粉やソバ枕などであっても症状が出やすいのが特徴です。また、意識障害や急激な血圧低下を招くアナフィラキシーショックとなる可能性が高いので、アレルギーがある場合は摂らないようにしましょう。

ソバはちみつの特徴

ソバはちみつは個性的な味わいゆえに日本ではあまり注目されていませんが、海外では人気が高く、フランスではジンジャーブレッドを作る時によく使われています。

何と言っても鉄分が多く含まれているため、貧血対策としても重宝されています。また、ポリフェノールが豊富なので美容や健康にも効果的です。特に、ルチンの含有量が多いので、生活習慣病の予防やビタミンCの吸収を促してくれる働きも持ち合わせており、まさに天然のサプリメントです。

さらに、殺菌作用が強いため風邪予防や免疫力を高める効果も期待することができます。

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