「はちみつと残留する農薬について(グリホサート&その他)」

近年、ハチミツの需要はパンケーキだけに留まらず、天然の甘味料としてお料理やスイーツなどに利用されていたり、健康によいという理由でサプリメントのように食べている方もいらっしゃいます。つまり日常的にハチミツを摂取されている方や、毎日たくさん食べていらっしゃる方が昔と比べてとても増えています。

確かにあの黄金色のハチミツにはたくさんの栄養があり、また私たちが生きていくうえで欠かせないエネルギー源がぎゅっと詰まったスーパーフードと言えます。

しかし、ハチミツを「健康」という観点で継続的に、またはたくさん摂取する場合に必ず注意しなくてはいけないことがあります。
ハチミツに残留する農薬とグリホサートやその他の成分についてです。

今、世界中で最も使用量の多い農薬成分はグリホサートと言われています。
グリホサートは1970年にアメリカの企業が開発した「除草剤」(農薬の一種)です。

蜜蜂は農業で使用する通常量のグリホサートに暴露した場合、脳の機能障害が起こり、ナビゲーション能力に障害が起きます。人体に対しては発がん性等の危険が示唆されており、2015年には世界保健機関の傘下組織である国際がん研究機関は、除草剤グリホサートをグループ2A(ヒトに対しておそらく発がん性がある)に指定しています。実際アメリカでは健康被害の訴訟が後を絶えず、また、グリホサートの使用を禁止する国も増えてきました。

カナダはグリホサートの使用が認められており、グリホサートが主成分として入った商品が180種類以上もあります。それと同時に、カナダのハチミツは世界でもトップレベルのグリホサート残留量が高いことが報告されています。

そして、残念ながら日本でもグリホサートの使用は認められており、誰でも気軽に購入することが出来るのが現状です。

ハチミツから検出される農薬でグリホサートの次に多いのがネオニコチノイド系の農薬です。この農薬も蜜蜂のナビゲーション能力を低下させます。ヒトに対しても体内代謝過程でホルムアルデヒドやエストロゲンを産生させ、発がん性が疑われています。

その他にも殺虫剤、ダニ駆除剤、防カビ剤、抗真菌剤などがハチミツから高確率で検出されています。ポーランドの研究機関が155個のハチミツの残留農薬を検査したところ、85%のハチミツに少なくとも1つの農薬、殺虫剤、ダニ駆除剤が検出されています。そしてその検出された薬剤の種類は200以上もあったそうです。

私たちが普段食べているハチミツにもたくさんのグリホサート(除草剤)、ネオニコチノイド農薬、殺虫剤、ダニ駆除剤が残留している可能性は大いにあります。

健康のために良かれと思って食べているハチミツで、逆に健康を害してしまう可能性があるのです。もちろん健康の為だけではなく、たまに食べるパンケーキの為のハチミツであっても、クリーンでピュアなハチミツを美味しく頂きたいですよね。

もしハチミツを買う機会がある場合、信頼できる養蜂家から購入したり、検査に出しているかどうかを、販売者に確認してみてもいいかもしれません。

どうか安全なハチミツで、美味しくハッピーに健康になってくださいね。

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ライター:森まり
メタトロンサロンHoneydew代表
TUEET認定メタトロンサロン
ハニーセラピスト ハチミツ代理店
ヴィタジュエル代理店

30代に入り体調を崩したのをきっかけにいろいろな健康法を試す。体の仕組みを1から勉強し、本来の体の働きを取り戻すことによって病気を克服。 現在、ハチミツ、鉱石水、メタトロン、健康講座を通じてクライアントの健康をサポートする活動を行っている。

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