みちばちの種類によって、できあがるはちみつには違いがある?

はちみつを作るはちとして「みつばち」がいることはよく知られていますが、実はこの「みつばちの種類」によって出来上がってくるはちみつに違いがあることはほとんど知られていません。

ここでは「みつばちの種類によるはちみつの違い」について解説していきます。

<セイヨウミツバチとニホンミツバチとは>

はちみつを作るみつばちは、「セイヨウミツバチ」と「ニホンミツバチ」に分けられます。

「セイヨウミツバチ」としていますが、彼らの生息地域は「西洋」に限ったものではなく、日本にも多く存在しています。むしろ日本で売られているはちみつのほとんどすべては、彼らセイヨウミツバチです。

「ニホンミツバチ」と呼ばれるミツバチが集めたはちみつは、とても稀少なものです。

ニホンミツバチの集めてくるはちみつの量は非常に少なく、全体のわずか0.1パーセント程度にすぎません。なぜならセイヨウミツバチとは異なり、ニホンミツバチは1年で多くても2回程度しかみつを集めないからです。

ちなみにニホンミツバチの場合はセイヨウミツバチに比べて「場」にとどまることが少なく、逃げやすいといった特徴も持っています。

現在の日本の流通市場ではセイヨウミツバチが集めたはちみつもニホンミツバチが集めたはちみつも出回っていますが、それでもニホンミツバチの集めたはちみつは非常に稀少です。そのため、特に指定せずに検索して引っかかった「はちみつ」は、そのほとんどすべてがセイヨウミツバチの集めたものだと考えてよいでしょう。

<セイヨウミツバチの集めたはちみつ、ニホンミツバチの集めたはちみつ、その違い>

セイヨウミツバチの集めたはちみつとニホンミツバチの集めたはちみつのもっとも大きな違いは、その「値段」にあります。

すでに触れた通り、ニホンミツバチの集めたはちみつは非常に稀少です。その値段はセイヨウミツバチの集めたはちみつが集めたそれとはまさに「桁がひとつ違う」のが当たり前です。平均値を求めるのはなかなか難しいのですが、ニホンミツバチの集めたはちみつの場合は1キロで10000円を超えるのが普通です。

セイヨウミツバチの集めたはちみつの集めたものは、1キロでも3000円程度で販売されていることが多い現状と比較すれば、ニホンミツバチの集めたはちみつはセイヨウミツバチのものの約3倍もの値段がついていることがわかります

「味」についても見ていきましょう。

どの花から集めたかによってはちみつの味が異なることは少しはちみつに詳しい人ならば知っているかと思われますが、この「花によるはちみつの味の違い」が非常に楽しく味わえるのがニホンミツバチの集めたはちみつの特徴です。

セイヨウミツバチは、たった1つの花からのみみつを集めます。しかしニホンミツバチの場合は、さまざまな花・複数種類の花からみつを集めるという性質を持ちます。このため、ニホンミツバチの集めたはちみつは特に「百花みつ(ひゃっかみつ)」と呼ばれます。

ニホンミツバチの集めたはちみつは、複数種類の花から集めたはちみつだけが持つ複雑な味わいに仕上がっています。複数層から成る香り、奥の深い味わい、「甘さ」ばかりではないわずかな酸味を持ち、さらりとしたテクスチャアを示します。

このように、同じ「はちみつ」であっても、セイヨウミツバチの集めたはちみつとニホンミツバチの集めたはちみつではまったく異なる味わいを持つのです。

もちろん、これを以って「セイヨウミツバチの集めたはちみつよりも、ニホンミツバチの集めたはちみつの方が上質である」とまでは言い切れません。

ただ、機会があれば、セイヨウミツバチの集めたはちみつとニホンミツバチの集めたはちみつを食べ比べしてみることをおすすめします。

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