はちみつの利用方法はお菓子だけ? 実はおかずにいれてもおいしい

「はちみつを使ったレシピ」というと、多くの人が「お菓子」を思い浮かべるのではないでしょうか。

実際、はちみつを使ったお菓子は数多くあります。ケーキに入れられることもありますし、クッキーやアイス、ムースなどに用いられることもあります。

ただ、はちみつの活躍の場所は、そこに限ったことではありません。

実はおかずに入れてもとてもおいしく食べられるのです。

 

<はちみつには肉を柔らかくしてくれる効果がある>

肉を焼いたときに、仕上がりが硬くなってしまったという経験はありませんか。

これは、肉を構成しているたんぱく質が変化してしまうことが原因です。しかし、この「肉が硬くなる問題」も、はちみつを使えば解決できます。

はちみつには多くのブドウ糖が含まれています。

このブドウ糖が肉に入り込み、たんぱく質を守ってくれます。そのため、はちみつに漬け込んだり、はちみつを表面に塗ったりした肉は硬くなりにくく、いつまでも柔らかい食感を保ち続けるのです。

 

<漬け込んでも良し、ソースにしても良し>

「漬け込むことで、肉を柔らかくしてくれるはちみつ」ですが、はちみつの役割は単に肉を柔らかく保つだけではありません。これ自体が調味料としての役割も持っています。

たとえば、お肉を漬け込むときに、しょうゆや塩コショウとはちみつを合わせてみてください。それらをすべてビニール袋に入れてもみこみ、しばらく時間を置いてから焼き上げます。こうすることで、はちみつの甘味としょうゆの香ばしさ、塩コショウのメリハリのついた柔らかい肉料理ができます。

はちみつはお肉と非常に相性の良いものですが、魚と合わせることもできます。白身魚の甘酢あんかけを作り歳に利用したり、はちみつとショウガとしょうゆを合わせた調味液で魚を焼き上げたり……といった活躍のさせ方ができます。

また、はちみつは煮物にも使えます。

砂糖よりもローカロリーなはちみつですがそれでも十分な甘さを持っているため、食材を甘辛く煮たいときに大活躍します。はちみつを使うことで独特のコクも生まれるので、「いつもとはちょっと違う煮物」を作れるのも魅力です。

はちみつは日本の調味料である「しょうゆ」と非常に相性が良いものです。煮物も多くの場合しょうゆを使うことになりますから、この相性の良さを存分に生かすことができます。

 

意外なところでは、「サラダ」にも使えます。オリーブオイルやレモン汁とはちみつを合わせれば、非常に楽しい味に仕上がります。フルーツを使ったサラダと好相性で、おしゃれな雰囲気に仕上げられるのも魅力です。

 

なお厳密には「料理」とはいえませんが、チーズ×はちみつの組み合わせもおすすめです。この2つは昔から非常に相性の良い組み合わせとして知られており、チーズラバーだけでなく、ワインラバーにも愛されてきました。

もっともおすすめの組み合わせは、ブルーチーズにはちみつをかけることです。こうすることで、ブルーチーズの塩味とはちみつの甘さが相乗効果を発揮し、非常においしい皿になります。また、白カビチーズと合わせてもおいしく食べられます。

 

はちみつは、そのままで食べてもおいしく、またお菓子の材料としても活躍してくれるものです。

しかしはちみつの持つポテンシャルの高さは、ほかの方面にも利用できます。「甘いもの」であるはちみつは、おかずと驚くほどに相性が良く、日々の食事のなかでもとても役に立ってくれます。

ぜひ、「はちみつを使ったおかず」にチャレンジしてみてくださいね。

※はちみつは非常に個性の強いものです。「とりあえずお試しで」という場合は、あえてリーズナブルで癖がないものを選ぶのもひとつの手です。

 

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